環八沿いの広大な緑地!5月の砧公園で散策を楽しむ!
環状8号線(通称:環八)沿いにある砧公園は、39.1ヘクタール(東京ドーム8.5個分)にも及ぶ敷地を持つ世田谷区の都立公園です。園内には、広大な芝生やバードサンクチュアリのほか、野球場、サッカー場、美術館といった施設があり、一日じゅう遊べる憩いの場所となっています。このページでは、5月にこの公園を訪れた時の様子をお伝えします。
砧公園の歴史
砧公園は、明治大正期に軍事演習場として利用されていた広大な土地を、都市計画によって緑地化して作られた公園です。
1940年、神武天皇即位から2600年を迎え、国内では「紀元2600年記念式典」をはじめとして、様々な行事や事業が行われました。その一環として、市内に緑地を設け、膨れ上がる人口に対処するために市内に緑地を造成するという海外先進都市の流れを汲んだ東京緑地計画が持ち上がります。砧公園は、その計画で緑地として指定された場所で、戦中は避難場所として、戦後は野球場やゴルフ場として利用されていました。
公園としてオープンしたのは1957年4月。そこから段階的にジョギングコースやバードサンクチュアリ、園内を貫く谷戸川の吊り橋などが整備されました。1965年には、ゴルフ場が廃止されて「ファミリーパーク」と名づけられた広大な原っぱがオープン。さらに1986年には園内の北東部に世田谷美術館が開館し、現在の姿になりました。
一時期は暴走族の集会所となっていたこともあったようですが、現在では、のどかな風景を楽しむことができる憩いの場所となっていて、春は桜、夏は昆虫採集、秋は紅葉スポットとして、通年多くの人で賑わっています。
基本情報
【アクセス】
・電車の場合
東急田園都市線「用賀駅」から徒歩20分
・車の場合
環八通の世田谷清掃工場前交差点からすぐ(南から向かう場合は左折、北から向かう場合は右折)。
駐車場あり。
【入園料】
無料
【営業時間】
散策自由
【地図】
【住所】
東京都世田谷区砧公園1-1
砧公園の見どころ
車で行きました。駐車場から園内を南下します。園の東側は、サッカー場や軟式野球場などの施設が点在しています。
小山のような砧大塚。鎌倉から室町時代の遺跡だそうです。
バラ園を見ながら中心部のファミリーパークへ。
ファミリーパーク。
桜の時期は終わっていましたが、気持ちの良い広大な原っぱが広がっていました。
園内を貫く谷戸川。
谷戸川を渡る吊り橋。しっかりしているので、あまりドキドキ感はありません。
世田谷美術館。内装も素敵です。
芝生広場。
以上、砧公園の紹介でした。桜の時期が過ぎていても、とても気持ちの良い散策を楽しむことができました。