江戸時代から続くハナショウブの名所!堀切菖蒲園!
初夏の時期に見事な花を咲かせ、古くから日本人に愛されてきた花菖蒲。この花菖蒲の名所として知られる堀切菖蒲園は、江戸時代から知られる菖蒲園です。毎年6月に開催される花菖蒲祭りを訪れました。
堀切菖蒲園ってどんなところ?
東京都葛飾区の綾瀬川河畔の湿地帯を利用して造られた堀切菖蒲園。見頃となる5月から6月には、都立水元公園と共同で「葛飾花菖蒲まつり」が開かれ、8748平方メートルにおよぶ園内に開花した様々な種類のハナショウブが、多くの人の目を楽しませています。
堀切菖蒲園の起源は、室町時代の地頭が、現在の福島県郡山市にあった安積沼からハナショウブを取り寄せて始めたか、江戸時代の百姓が、各地の花菖蒲を堀切の庭に集めて栽培したのが始まりだと言われています。とにかく江戸時代中期には、すでに花菖蒲を栽培する庭園『堀切園』として人気の観光地になっていたようで、歌川広重による連作浮世絵『名所江戸百景』にも選ばれ、綾瀬川を背景に美しく咲き誇る菖蒲の姿が描かれています。
明治以降、この地域にはいくつかの菖蒲園が開かれたようですが、戦争や開発により次々と閉園。その中で唯一、堀切園のみが、戦時下での閉鎖を経験しつつも、1959年に東京都がこの土地を購入して公開し、『堀切菖蒲園』として復興を果たしました。1975年に葛飾区に運営が移され、その2年後には葛飾区の指定名勝となりました。
基本情報
【アクセス】
京成電鉄「堀切菖蒲園」駅から徒歩10分
【開園時間】
9時〜17時(花菖蒲祭り期間は8時〜18時)
【休園日】
年末年始
【入園料】
無料
【地図】
【住所】
東京都葛飾区堀切2-19-1
花菖蒲祭りの堀切菖蒲園と、その周辺の見どころ
6月の花菖蒲祭りの真っ只中に堀切菖蒲園を訪れました。
綾瀬川の湿地帯は、開花期に豊富な水を必要とするハナショウブの生育にぴったりの土地です。
園内には200種類、6,000株の花菖蒲やアヤメ、カキツバタが植えられます。
少し足を伸ばして、綾瀬川の河畔に広がる緑地でも花菖蒲を栽培しています。スカイツリーと花菖蒲を同時に見ることができました。
以上堀切菖蒲園の花菖蒲祭りの紹介ページでした。紫色のグラデーションがとても美しく、毎年訪れたいと思わせてくれる場所でした。