東京都で最も広大な公園「水元公園」一周ウォーキング!
東京都葛飾区にある水元公園と埼玉県三郷市にあるみさと公園を歩きました。二つの公園を合わせると、一周するだけでも2時間ほど。本格的なウォーキングを楽しむことができました。
水元公園ってどんなところ?
水元公園は、東京都内に83個存在する都立公園の中で最大の面積を誇る公園です。東京都葛飾区から埼玉県三郷市にまたがるその広さは96.3ヘクタール、東京ドーム20個分以上にも及びます。
もともとこの地域は、東京湾に流れる利根川の支流「中川」の河川敷に、八代将軍徳川吉宗の許可を得て水を引き、付近の町村の水源となっていた用水路「小合溜井」のある場所でした。やがて付近の町村を潤す場所として、この地域は「水元」と呼ばれるようになります。
1940年、神武天皇即位から2600年を迎えて行われた「紀元2600年記念式典」の一環として、膨れ上がる人口に対処するために市内に緑地を造成するという海外先進都市の流れを汲んだ東京緑地計画が持ち上がり、その計画のひとつとして水元緑地の造成が始まります。
その後は、太平洋戦争により耕作地として使われていた時期をはさみながらも、戦後に整備が再開。1965年に都立江戸川水郷公園として開園しました。現在では、多くの水生植物や水生動物の生息する、都内でも最大規模の水郷景観を見ることのできる場所として、また桜や花菖蒲といった季節の花を楽しむことのできる場所として、多くの人が訪れる観光地となっています。
基本情報
【アクセス】
JR東日本常磐線「金町駅」から徒歩20分。
または「金町駅」から京成バス「水元公園」下車徒歩7分。
【開園時間】
自由散策
【休園日】
なし
【入園料】
無料
【地図】
【住所】
葛飾区水元公園、水元猿町、東金町5、8、埼玉県三郷市高洲3
水元公園とその周辺の見どころ
JR東日本常磐線「金町」駅から、バスに乗り、「水元公園」停車場で下車。公園へと向かいます。
バス停から公園までは歩いて5分ほど。園内に入ると、まず目に入るのが小合溜井に架かる水元大橋です。
水元大橋から小合溜井に沿って東へと向かいます。水郷の景観が広がります。
※これは5月なんですが、カラスに襲われました。場所は、小合溜井をわたって、埼玉県に入る県境のあたりです。この時期のカラスは子育て中で気が荒いようです。皆さんも気をつけてください。
小合溜井を渡って少し歩くと、埼玉県へと入ります。ここは水元公園と隣接する県営の公園「みさと公園」。埼玉県三郷市を含む県南地域に、急速に増加する市民の憩いの地を造成する計画により、1984年に開園した公園です。このみさと公園もかなりの規模を誇り、16ヘクタールの面積があります。
みさと公園を北上して一般道へ入り、再び水元公園へ。
中央広場。約10ヘクタールの広大な原っぱです。
メタセコイアの森。「生きている化石」とも言われているメタセコイアの巨木が植えられています。
再び小合溜井の脇を通ってバス停へと戻ります。
水元公園、みさと公園の外縁を一周しましたが、立ち止まることもなかったにもかかわらず、ほとんど2時間がかりでした。桁違いに巨大な公園で、東京とは思えないどころか、むしろ異国の地にでもいるかのような錯覚に陥るほど、ダイナミックな景色を眺めることのできる場所でした。
今回は園内を一周するだけで終わってしまいましたが、春は桜、初夏は花菖蒲、秋の紅葉など、季節による見どころも豊富で、キャンプ、バーベキュー、ドッグランなどあらゆる楽しみ方ができるようです。またいつか再訪したいと思います。