天王洲アイルにある美術館!WHAT MUSEUMで新しいアート体験!
SNSで話題沸騰の画材屋さん「PIGMENT TOKYO」で買い物をして貰ったチケットで、同施設内にある美術館「WHAT MUSEUM」を訪れました。島全体がアート作品ばかりの天王洲アイルの中でも、面白い企画展が開かれており、非常に充実した時間を過ごすことができました。
WHAT MUSEUMってどんなところ?
東京都品川区にある再開発地区「天王洲アイル」は、街区全体で芸術や文化の発信をコンセプトにしており、散策するだけでも多くのアート作品を楽しめるエリアです。
WHAT(WareHouse Of Art Terrada) MUSEUMは、この天王洲アイルに本社を置く寺田倉庫が運営する美術館です。寺田倉庫は、ワインやアート作品、映像作品など、デリケートな管理を必要とする品を保管する業務を行う会社で、基幹事業である倉庫業の他、本社のある天王洲アイル地区において、さまざまな展覧会やイベントの開催や、カフェ、画材道具屋、ホテルなどの運営といった事業も行なっています。
もともと建築家や設計事務所から寺田倉庫が預かった建築模型の展示を行なっていたWHAT MUSEUMは、「建築倉庫ミュージアム」を前身とし、2020年12月にオープン(建築倉庫ミュージアムは現在「建築倉庫」に名称を変更し、同施設内で引き続き展示を行なっています)。寺田倉庫に保管されているコレクターの所蔵物の発信を中心に、年に数回の展覧会を開催しています。絵画、彫刻だけでなく、建築模型や映像作品など、従来の美術館の展示にこだわらない新しい切り口のアート作品を鑑賞することのできる美術館になっています。
基本情報
【アクセス】
JR東日本「品川駅」港南口より徒歩15分
東京モノレール「天王洲アイル駅」徒歩5分
【開館時間】
11時〜18時
【休館日】
月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
【入館料】
一般:1500円
大学生:800円
高校生以下:無料
【地図】
【住所】
東京都品川区東品川2-6-10 G号
WHAT MUSEUMの見どころ
アクセスは天王洲アイル駅からが便利ですが、品川駅からも歩いて訪れることができます。今回は、SNSで話題の画材道具屋さん「PIGMENT TOKYO」で竹和紙を買ったところ、チケットをもらえたので、それを使ってWHAT MUSEUMに入場します(買い物をすればいつでもチケットをもらえるのかはわかりません)。
こちらがエントランス。
内部の写真撮影はほとんどOKでしたが、「写真は個人で楽しむ範囲で」となっていたのでブログには載せません。2つの企画展を行っており、どちらも充実の内容でした。
1階は、企画展『感覚する構造 -力の流れをデザインする建築構造の世界』を開催していました。
スカイツリーや錦帯橋などのミニチュアを通した建築様式の紹介、重力が地球の6分の1である月で利用される構造物などが展示されており、建築に関する構造物への理解を深めることができるようになっています。一才の無駄を削ぎ取った機能美を存分に体感させて感じさせてくれる空間でした!
2階の企画展は『TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ展」』。こちらは、スペインの全世界的な画家パヴロ・ピカソ、青を中心とするモノクロニズムの代表的なフランスの画家イヴ・クライン、ドイツの抽象画家ゲルハルト・リヒターらの作品や、インドの都市チャンディーガルの都市計画に携わったル・コルビジェがデザインした椅子などが展示されています。圧巻は、ピエール・ジャンヌレがデザインした椅子によるアート!1階の機能美とは対照的なアート作品の数々を堪能できました。
実は、友人のすすめで天王洲アイルを散策→寺田倉庫にある画材屋さん「PIGMENT TOKYO」で買い物をしてチケットをもらう。という流れで初めてWHAT MUSEUMの存在を知ったんですが、形式にとらわれない様々な種類の展示が予想以上に充実しており、非常に楽しむことができました。今回紹介した企画展は2024年2月25日で終了していますが、新しい企画展にも注目のスポットです。是非訪れてみてください!